アメリカ 住む前と住んだ後

なんでかすごく、自分にとってツボで刺さる記事ってたまにありませんか?

 

私は、昨年末にこの記事を目にして「あーわかるー」と思って、
ブックマークしていたことがありました。

 

タイトル直訳:ベトナム人の女の子が「アメリカでは嫌い」と4つの理由を挙げ、オンラインコミュニティで物議をかもした

usa.123-games.org

 

自分が住んだことのある国を長期順に並べると、

  1. 日本
  2. ベトナム
  3. アメリ

が現在の状況です。

 

そのため、アメリカに住む今は何かと「これは日本だとこうだけど、ベトナムだとこうだよな」と考えることがあって、ベトナム人はどう思うんだろう、と思っていました。

記事で紹介されている、理由2:移動が不便については大きく首を縦に振ります。アメリカから他国への旅行、どこでもフライト時間長すぎ問題。

 

日本に行くためには少なくとも12時間、地図を開いて一見近くに見えるヨーロッパも10時間、オーストラリアなんて飛行時間を聞いただけで「格安航空券あるよ」と言われたとしても、その楽しいはずの言葉が一瞬で吹き飛びます。

 

反対にベトナムに住むと、どこに行くのも便利なんです。
例えば隣のカンボジアまでの陸路移動(バス)は、南部ホーチミンからカンボジアとの国境モクバイまで2時間ほど。

 

土日に「どこいく?」「とりあえずモクバイまでいって、境目で麺食べるのどう?」なんてしたこともあります。

 

 

自分が思うアメリカに感じる「ここはちょっと・・」な所。

①医療費高すぎ

真っ先に思いつくのが異常な医療費の高さ。と、1回の通院に対する請求書の多さと「これはなんの請求書だ?」という混乱...。

 

きっと、アメリカで育っていたら何も思わない「当たり前」なんだろうけれど、病院に行く、という行為が始まってからのプロセスが多すぎて全貌がわかっていない自分にとっては毎回「え、これは麻酔で、これは血液検査で、てか血液検査高くね?!」の繰り返しですw

 

②食べ物のパッケージ開かなすぎ

可愛い悩み。もはや日本がカスタマーサクセス的な意思ありすぎだろ!と思うようにしたら怒りもせず、ハサミを取り出す仏の心になれました(天使)

 

③道路が難しいし運転速度早すぎ

慣れたらいいんですけどね。とにかく車線が多くて、多い車線の決まった場所にいないと曲がれなかったり、制限速度守ってても周りが爆発スピードで走り抜けていくから自分は遅くてむしろ危ないみたいな感じになります。

 

日本の免許持ちながらも、卒検以来運転はせず、ベトナムのバイクの運転経験しかないので、速度の違いがすごく、バイクが多いベトナムに比べ、もはやほぼ車のアメリカ。

 

唯一の救いは「両国とも右車線」で右折自由、サークル道、などには慣れていたこと。

 

自分が思うアメリカに感じる「ここはいいよね」な所。

1番思うのは「大人も子供も子供に声をかけてくれるところ」かなと思います。日本に帰った時の異常な「他人の子には触れては行けない」を周りから感じて、なんだか、、、この感じはなんなんだろうかと思いました。

でも、日本は母国語だし、母子手帳とか、医療制度を思うと日本も捨てがたい。

 

結局人間はない物ねだりだな、という結論に至る。。

 

結論、日本、ベトナムアメリカどれを選ぶか?

もし、私が「街角アンケートです!あなたは今すきな国に住めるとしたら、どこにすみたいですか?」と聞かれた場合は、即答で「ベトナムホーチミン」と答えます。

 

気候が温暖、食べ物が好き、他国への旅行が容易、母国日本の食料が手に入れやすい。なにより、バイクに乗って川沿いをぶーんと走る幸せが欲しいということ。心地いい友達がいること。

 

でもきっと、自分が「住んだことがある外国」が1つもない日本国出身者の場合、「街角アンケートです!あなたは今すきな国に住めるとしたら、どこにすみたいですか?」と聞かれたら即答で「アメリカ」とアメリカンドリームを抱くんだろうなと思っています。

 

(子供の時の「外国=アメリカ」という偏りすぎてる思考ってなんなんでしょうねw)

 

外国に触れる機会もなければ、そりゃ興味も湧かないよな、って話なんですよね。そして、そのまま大人になる。

 

20代半ば、私がベトナムから一時帰国した時に再会した友人に「ベトナムってタイのどこ?」と聞かれて目が点になったのを思い出しながら、

 

子供には「なるべく多くの知ってる世界」を作ってあげたい、と思った日曜です。